なぜ水切りが必要? するのとしないのとではどう違うのか
豆腐料理のレシピで時々出てくる『豆腐の水切り』。水切りをしっかりするのとしないのとでは、出来上がりの見た目も味も変わってきます。
水切りをしないままだと、調理中に豆腐に含まれていた水分が出てきて味が薄くなります。水切りをしっかりすれば豆腐本来の美味しさを味わうことができますので、出来上がりの味にも差がでます。
その他にも水切りが必要な理由として、豆腐が崩れてしまうのを防ぐ意味もあります。水分が多い豆腐は煮ている時に形が崩れてしまいます。見栄えの面でもしっかりと水切りをしておく必要があります。
豆腐の水切りはちょっと面倒な一手間ですが、それをする意味は十分あります。
料理によって水切りの程度が変わってきますが、基本の方法から急いでいる時に役立つ早く済ませる水切り方法までいくつか方法がありますので、料理の種類や時間の都合に合わせてお好みの方法を試してみてください。
基本編 ざるを使った水切り方法
軽い水切りから、しっかり水切りまで対応の方法です。放っておくだけなので手間もかからず、レンジ使用の電気代もかからないお手軽方法。
- ざるとボウルのセットになったものを用意します。(ざるしかない場合は、水がこぼれないような深めのお皿でも代用できます)
- ざるに豆腐を出して、しばらく放置します。
- 軽い水切り(冷奴など)の場合は10〜20分。しっかり水切りの場合は重し(お皿やバット、水を入れたボウルなどの底が平らで、ある程度の重さがあるもの)を乗せて2〜3時間程度置いておきます。重しをしない場合は、半日程度かかります。
便利な専用道具を使った水切り方法
自宅のざるとボウルでも簡単に水切りすることができますが、専用の道具を使えばより確実に水切りができます。
豆腐の大きさとサイズに合わせた容器なので、冷蔵庫で水切りしたい場合も場所を取りません。
放っておくだけで水切りができるので手間もかかりません。
日常的に豆腐の水切りをおこなっているならば、便利な商品です。
時短 レンジを使った水切り方法 ワット数別
軽い水切りから、しっかり水切りまで、どちらにも対応出来る水切り方法です。
- キッチンペーパーを2枚使って、豆腐を包みます。
- 深めの耐熱皿に豆腐を入れ、電子レンジで加熱します。(加熱時間は下記の表を参考)
- 軽い水切り(冷奴など)の場合はこれで水切りが完了です。しっかり水切りをする場合は、皿の水を捨ててキッチンペーパーをはがした後、豆腐の上に重し(お皿やバット、水を入れたボウルなどの底が平らで、ある程度の重さがあるもの)を乗せて10分程度置いておきます。
- 豆腐から出た水分を捨てたら水切り完了です。
ワット数 | 時間 |
---|---|
500W | 約2分30秒 |
600W | 約2分 |
800W | 約1分30秒 |
1000W | 約1分15秒 |
しっかり水切りをする場合で、さらに短い時間で済ませたい場合は、レンジ加熱時間を増やしてください。(500Wで3〜4分程度)
加熱した豆腐はとても熱くなるので、火傷をしないように注意してください。
お湯で茹でる水切り方法
麻婆豆腐など豆腐を煮る料理や、炒める豆腐料理に適した水切り方法です。
- 料理に適した大きさに豆腐を切ります。
- 沸騰したお湯に豆腐を入れ、弱火で2〜4分程度茹でます。(小さい豆腐は1〜2分程度)
- ざるに豆腐をあげて冷まします。冷ます過程で水切りされます。
他の料理でレンジを使用している時でもできる便利な方法です。
水切りの時間は目安程度に
記載してある必要時間は目安です。豆腐の種類や大きさによっても変わってくるので、様子を見つつ行ってください。
また、夏場に行う長時間の水切りは豆腐が傷んでしまうので、必ず冷蔵庫の中で行うようにしてください