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『トマト缶』ホール・カットの違い、特徴、使い分け方

料理

トマト缶は、パスタ・スープ・カレー・煮込み料理などの幅広い料理に使うことができる便利な缶詰です。

トマトを水煮してから缶詰に加工してあるので、火を通さずにそのまま食べることもできます。

缶詰なので長期間の保存ができるため、安売りの時に買い溜めしておくのがおすすめ。

トマト缶には、トマトを丸ごと水煮にして缶詰にした『ホールトマト』と、小さくカットしたトマトを水煮にして缶詰にした『カットトマト』の二種類があります。

この二つは形の違いはもちろんのこと、味にも違いがあります。

ホールトマトの特徴

『ホール』という名前の通り、トマトがカットされていない丸ごとの状態で缶詰に入っているのが『ホールトマトの缶詰』です。

ホールトマトの缶詰に使われるのは主に、イタリアのトマト「サンマルツァーノ」という細長い形のトマトです。

このトマトは古くからイタリアで栽培されていて、煮込み料理に向いている品種です。そのため、サンマルツァーノが使われているホールトマトの缶詰も、加熱調理に向いていると言えます。

煮込むと形が崩れてペースト状になるため、食感は残りません。

食感を残す料理ではなく、カレートマトソースなどに適しています。

カットトマトに比べると味が濃く、より熟していて甘いのが特徴です。

酸味はカットトマトよりも弱いですが、種の酸味が強いときがあります。

カットトマト(ダイストマト)の特徴

『カット』という名前の通り、トマトがダイス状にカットされた状態で缶詰に入っているのが『カットトマトの缶詰』です。ダイストマトとも言います。

カットトマトの缶詰は、丸い形のトマトが使われています。

長く煮込んでも煮崩れしにくいので、トマトの食感を残したい料理に適しています。

長く煮込むとよりおいしくなる種類のトマトではないので、短時間で仕上げる料理や、火を通さずにそのままサラダのトッピングにするのもおすすめです。

ミネストローネなどのトマトの食感を楽しむスープ、果肉を残したいソースドレッシングにも使用できます。

ホールトマトに比べると、あっさりとした味です。

酸味はホールトマトに比べると強いですが、種の酸味はあまりありません。

ホールトマトとカットトマトの違い、使い分け

上記のように、ホールとカットでは、味や食感の違いがあります。

料理によって使い分ければ、よりおいしくトマトの缶詰を味わうことができます。

ホールとカットの違いをまとめたので、参考にしてみてください。

ホールカット
丸ごとダイス
煮崩れしやすいしにくい
食感残らない残る
濃くて甘いあっさり
酸味弱い強い

上記を参考に、料理の種類やお好みに合わせて使い分けてみてください。

それぞれ特徴が異なりますが、ホールトマトを使うレシピにカットを、または逆のことができないわけではありません

買い置きのものがレシピと違ったとしても、特にこだわりがないのならば、気にしないで家にあるものを使ってみてください。

また、ホールトマトとカットトマトを両方ブレンドして使ってもおいしくできます。両方の良いところを合わせられるので、ぜひ試してみてください。

ミネストローネに使うのはどっち?

トマトの水煮缶を使うミネストローネのレシピには、ホールトマトを使うレシピも、カットトマトを使うレシピもあります。

深い味わいにしたいなら、ホールトマトがおすすめ。

トマトの食感や見た目を残したいなら、カットトマトがおすすめ。

どちらで作っても大丈夫です。お好みや参考にするレシピに合わせて作ってみてください。

パスタソース、ミートソースに使うのはどっち?

ミートソースのスパゲティを作るのに、ホールトマトを使うレシピ、カットトマト使うレシピ、両方があります。

長時間煮込む、深い味わいにしたいなら、ホールトマトがおすすめです。

煮込み時間を短くしたい、トマトの食感を残したいなら、カットトマトがおすすめです。

どちらで作ってもおいしくできますので、あとはお好みや参考にするレシピに合わせてください。

トマトの水煮缶はとっても便利

トマトの水煮缶を使ったレシピはたくさんあります。

生のトマトが高い時期にもトマトの缶詰ならば安く買うことができるので、ストックしておいて上手に使ってみてください。

メーカーによっても少しずつ味が違うので、食べ比べてみてお好みの缶詰を見つけてください。

重たい缶詰類はネットショップでの購入がおすすめです。長期保存できるので、大量に購入しても大丈夫です。

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紙パックの水煮トマト


トマトの水煮は、缶詰ではなく紙パックの商品もあります。

缶詰は捨てるのが面倒・大変なので、紙パック製品の方が便利という方も多いです。缶詰よりも軽量なのも、うれしいポイントです。

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