ドレッシングやソースなど、様々な料理に使用できる玉ねぎのすりおろし。けれど、すりおろした後の玉ねぎがとっても苦くて困った経験はありませんか?
時間をかけてすりおろした玉ねぎが苦かったり辛かったりすると、せっかくの料理が失敗になってしまいます。
そこで今回は、玉ねぎが苦くならない・辛くならないすりおろしの方法をお伝えします。
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苦くならない玉ねぎのすりおろし方
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玉ねぎが苦くならないようにできる簡単な二つの方法を紹介します。こちらはすりおろす前に気をつけるべきことと、方法です。苦くなってしまった玉ねぎの対処法は次の項目で紹介します。
優しくゆっくりすりおろす
玉ねぎは切る方向や切り方によって、味が変わるのをご存知ですか?
玉ねぎは繊維に沿って切るよりも、繊維に垂直に切る方が辛くなりません。また、切れ味の悪い包丁を使うよりも、よく切れる包丁を使う方が、辛味がなくなります。
玉ねぎの辛味成分は空気に触れるとなくなりますが、より空気に触れやすくするには繊維を断ち切ることがコツ。それには垂直に切ることと、よく切れる包丁が重要になります。
すりおろしの玉ねぎでも同様に、辛味や苦味をなくすには、すりおろす方法が重要です。
玉ねぎのすりおろしのコツは、余分な力を入れずに優しくすりおろすこと。
おろし器の形にもよりますが、できれば円を描くようにゆっくりすりおろしてください。
包丁の切れ味が重要なように、すりおろす「おろし器」の切れ味があまり良くないと余計な力がかかったり、時間も長くかかります。できるだけ切れ味が良く、使いやすいものを用意してください。
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レンジで加熱してからすりおろす
玉ねぎを加熱できるレシピなら、まず一番におすすめしたいのがこの方法です。
玉ねぎは加熱することによって、苦味や辛味の成分が甘み成分へと変化します。よく炒めた玉ねぎが甘くなるのはこの理由によります。
すりおろしてから加熱する方法もありますが、先にレンジで加熱する方がより簡単に苦味をなくせます。
方法は簡単です。玉ねぎの皮をむいたら、すりおろす分の玉ねぎをレンジで数十秒〜1分ほど加熱します。(レンジ内が玉ねぎの匂いでいっぱいになるので、ドアを開けるときは気をつけて下さい!)
その後、いつものように玉ねぎをすりおろしてください。
すりおろしてしまった玉ねぎの辛味・苦味をなくす方法
すでにすりおろしてしまった玉ねぎが苦い時は、上記の方法では解決できません。そんな時にはこれからご紹介する方法を試してみてください。
いくつかの方法があるので、用途によって使い分けてください。
よく加熱して苦味や辛味をとる
すりおろした玉ねぎは、加熱することによって苦味や辛味をなくすことができます。
ただし、スライスした玉ねぎやみじん切りの玉ねぎよりも、すりおろした玉ねぎの方が加熱がしにくく、時間もかかります。
弱火で根気よく炒めれば、時間はかかりますが苦味はなくなります。
注意点としては、すりおろし玉ねぎはフライパンや鍋にくっつきやすく焦げやすいので気をつけて下さい。玉ねぎ以外の材料をいれられる場合は、一緒に炒めたり煮たりした方が安全かもしれません。
すりおろしたりんごを加えて苦味をなくす
すりおろし玉ねぎを生で使いたいドレッシングに有効な方法がこれです。
生のままの玉ねぎは辛さも苦さもありますが、そこにすりおろしたりんごを入れて味をととのえます。りんご以外では、レモン果汁で苦味をとる方法もあります。レシピに合わせて使い分けてみてください。
時間を置いて苦味をなくす
玉ねぎの辛味や苦味は、空気に触れることによってもなくなります。
すりおろした玉ねぎをラップをせずにしばらく置いておくと、空気に触れることによって苦味がなくなります。ドレッシングなど、他の材料と混ぜてしまった場合でも使える方法です。
どうしても失敗したくない場合は
玉ねぎには、苦い玉ねぎと苦くない玉ねぎがあります。それは当たり外れの問題であったり、そもそもの品種や種類、時期によるものもあります。
どうしても失敗したくない、絶対に苦くないものが良い場合には、あらかじめ失敗要素の少ない玉ねぎを使用することが一番だと思います。
苦味がなく甘みが強いのは、新玉ねぎです。
けれどこちらは季節ものですので、いつでも入手できるわけではありません。新玉ねぎの時期以外では、サラダ用の玉ねぎを使用する方法もあります。
「赤玉ねぎ」や「紫玉ねぎ」と呼ばれる、サラダに適した辛味が少ない生食に適した玉ねぎです。「サラダ玉ねぎ」という玉ねぎもあり、こちらは白い色をしています。
おまけ バラけずに上手にすりおろすコツ
玉ねぎをすりおろす際に、バラバラになってしまいうまくすりおろせない時がありませんか?
上手に玉ねぎをすりおろす簡単なコツがあります。
玉ねぎの皮をむいたら、頭の部分だけ切り落とします。根本は切らずにそのままで、切り落とした頭の方からすりおろします。
根本を切らずに残すことによって、玉ねぎがバラバラになることなく最後まですりおろすことができます。お試しください!