前回同様、今回も飴色玉ねぎについてですが、今回は実際に玉ねぎを飴色にするために使える便利な方法をご紹介します。
なぜ飴色になるまで炒める必要があるのか、飴色とはどんな色か、いくら炒めても飴色にならないなどの疑問は、前回の記事であるこちらのページをご覧ください。
【裏技】すでに炒め終わった玉ねぎも便利です!
時間をかけずに手早く済ませたい場合は、炒められている玉ねぎを使うと時短になります。
カレー、ハンバーグ、オニオングラタンスープなど、様々な場面で活躍します。
生の玉ねぎの代わりに、炒めた飴色玉ねぎを使いたい場面に代用できます。
常温保存可能なので、買い置きしておくと安心です。
やり方1 レンジで簡単 短時間で飴色玉ねぎ
玉ねぎを飴色にするのに、フライパンや鍋で炒めると長い時間がかかってしまいます。かき混ぜ続けるのも手が疲れるので、できれば楽したいですね。
そんなときには、レンジを使って時間省略する方法があります。玉ねぎに火が通るまで炒める過程を、レンジを使って行います。火を通すのと同時に水分も抜けるので、その後の作業時間が短縮できます。
やり方はとっても簡単です。
- 玉ねぎを切る
- 耐熱容器に玉ねぎを入れ、ラップをする
- レンジで加熱し、火を通す
- 玉ねぎをフライパンや鍋に移し、飴色になるまで炒める
レンジでの加熱時間は、玉ねぎの量やレンジの機種によって変化します。様子を見つつ、透き通って水分が出てくるまで加熱してください。
レンジ使用時は他の作業も出来るので、忙しいときにはこの方法が便利です。
やり方2 冷凍玉ねぎを使用して手早く飴色に!
あらかじめ準備が必要ですが、レンジで加熱するよりもさらに時間短縮になるのが冷凍庫を使用する方法です。
- 玉ねぎを切り、タッパや保存袋(ジップロック等)に入れる
- 冷凍庫に入れ、しっかり凍らせる
- 炒めるときは凍ったままでOK
しっかり凍っている必要があるので、少なくとも半日以上は入れておいてください。
凍った状態で炒め始めると、生のまま炒めるよりもずっと短時間で飴色の玉ねぎになります。
冷凍することにより玉ねぎの細胞が壊れ、解凍時に水分がたくさん出ます。(野菜やフルーツも冷凍して解凍すると水っぽくなりますが、同じ原理です)
水がたくさん出ることにより、炒めながら水分を出す時間が必要なくなるので、飴色にするまでの炒める時間が短くなります。
やり方3 塩を使って手早く水抜き
飴色の玉ねぎにするには炒めながら玉ねぎの水分を飛ばす必要があります。水分を抜くために、塩を使うと手早く行うことができます。
レンジで加熱する際に耐熱容器に玉ねぎを乗せた後、少しだけ塩を振ってからレンジで加熱すると、レンジの加熱時間を短くすることができます。そうすればさらに飴色玉ねぎを作る時間短縮になります。
レンジで加熱せずに生の玉ねぎをそのまま炒め始める際にも、少量の塩を振って炒めれば水分が抜けやすくなり時間短縮になります。
こちらは冷凍しておくなどのあらかじめ準備が必要な方法ではないので、急に飴色玉ねぎが必要になったときに使える便利な方法です。
ただし、塩を入れるので、入れれば入れるだけ玉ねぎが塩辛くなります。レンジの加熱に塩を振ったときには洗ってから炒めたり、その後のレシピの味を調整する必要があります。
飴色にするために 玉ねぎを上手に炒めるコツ
時間を短縮する方法をいくつかご紹介しましたが、結局のところ、やはり最後はフライパンや鍋で炒めなければなりません。そのときのコツをいくつかご紹介します。
時間短縮したければ、できるだけ小さく・薄く切る
スライスならできるだけ薄く、可能ならばスライスではなくみじん切りに。そうすれば水分が抜けやすくなり飴色になるまで炒める時間が短くなります。
サイズのあったフライパンや鍋を使用する
玉ねぎの量にあったフライパンや鍋で炒めましょう。小さい鍋に山盛りの玉ねぎでは、上手に炒めることができません。しっかり火を通すためにも、適切なサイズを選んでください。
油はしっかりひく
玉ねぎを炒めるときに、フライパンや鍋にしっかり油をひきましょう。熱も通りやすくなりますし、底にこびりつくのを防ぎます。使用する油は、オリーブ油、サラダ油、バターなど、料理に合わせて変更してください。
水分が抜けてきたら水を少量ずつ加える
玉ねぎに火が通り、透き通ってきて玉ねぎ自体の水分が抜けてきたら、少量の水を加えながら炒めます。一度に加えるのは大さじ1〜2程度。水を入れた後は、素早くかき混ぜながら炒めます。加えた水がなくなったら、再び少量の水を加えて炒めます。これを何度か行うことによって、玉ねぎに均等に火が通りやすくなり、短時間で飴色にすることができます。また、底にこびりついた玉ねぎも水によって剥がれやすくなりますので、焦げて失敗する可能性が低くなります。