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青い・薄い緑・紫色……この大根って食べても大丈夫?

食材・調味料

青い、緑色をしている、紫っぽい……。そんなちょっと不安になる色をした大根。

果たして食べても大丈夫なのでしょうか。

大根の上部が青い。なぜ青いの?

実は、お店で売られている大根の約9割は『青首大根』という品種です。

この青首大根は、上部の葉に近い所が土から出て育つので、太陽が当たったその部分が青色になります。青といっても、野菜で言うところの青なので、実際は薄緑色ですね。

大根の上部が青いのは『青首大根』の特徴なので、何も問題はありません。

上部は日光が当たっているため、下部よりも甘みが強くなります。青(緑)色をしていても、健康上の問題はなく、おいしく食べることができます。

切っても、うっすら緑色の大根は食べても大丈夫?

上部の青い部分は、皮をむいた中の部分も、同じように緑色の場合があります。

皮をむいたあとに緑色が残っていても、食べても問題ありません。通常通りに料理して平気です。

ただ、見た目が気になる場合もあります。

皮の付近だけ緑色の場合は、少し厚めに皮を剥けば、色が気にならなくなります。

中も含めて全体的にうっすらと緑色になっている場合は、煮物などの色が付く料理をすると目立たなくなります。

上部と下部では色の違いもありますが、味の違いもあります。
葉の方の上部は甘く、下部にいくほど辛味が強くなります。

中が青っぽい紫色だけど、もしかしてカビ?

外から見ると普通の白い大根なのに、切ってみると中が青や紫色をした大根。カビかと思ってびっくりしてしまいますよね。

青や紫色に変わってしまうのは『青あざ症』や『青変症』と呼ばれるものです。

「大根」を切ったら中が青くなっているのですが?
大根の老化にともなう生理現象で「青あざ症」と呼ばれるものです。 生理現象によるものは病害虫によるものではなく、生産地の気温・地温などの栽培環境や土壌によってあらわれるようです。色だけでなく、苦みがでたり、かたくなったりすることもありますが、食べても問題はないものです。

生活協同組合ユーコープ

カビではないので、青くなっている大根も食べても大丈夫です。

ただ、やはり通常の白いものよりも、味や食感が悪いので、できれば避けたいですよね。

青あざ症や青変症の大根は、外からでは見分けることができません。一本丸ごとで買っていざ料理しようと切ってみると、実は中が青くなっていることも。

あらかじめ1/3や1/2にカットされている大根だと、中の色を確認することができます。食べても健康上の問題はありませんが、どうしても気になる場合は、カットしてある大根を買うと失敗がありません。

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