ゆっくり静かに注いでも、やっぱりできてしまう表面の気泡。そのままだと見た目も悪くなってしまうので、味は良くても残念な仕上がりになってしまいます。注意していても毎回同じように現れる気泡は見ているだけで憎らしい!
蒸したら(ゼリーの場合は冷やして固まったら)少しはマシになるかと思いきや、バッチリそのまま残って跡になってしまうので、やはり器に注いだときに取り除く必要があります。
今回は表面にある気泡を消す方法をご紹介します。内部にできた「す」ではなく、表面のものについてです。
気泡(泡)ができてしまう原因は?
表面に残ってしまう気泡は、混ぜるときに泡が立ってしまったり、火にかけて沸騰させたときにできます。
これは避けようのないことなので、作るときには気にせずに行いましょう。
変に気をつけてよく混ぜなかったりすると、見た目だけではなく味まで悪くなってしまいます。
器に注ぐときだけゆっくりと静かに行うようにして、それ以外の工程ではレシピ通りにしっかり行いましょう。
簡単に気泡(泡)を取る方法
いくつかの方法をご紹介します。
爪楊枝や竹串で気泡を潰す
デイリーズ 楊枝 SL-400(2P) 大和物産 DAILYSツマヨウジ2パツク
定番方法なので、試す方も多いかと思います。
器に注いだ後、表面にできてしまった気泡を爪楊枝か竹串で潰します。
大きい気泡や、あまり細かい気泡まで気にしないのであればこれが一番手っ取り早い方法だと思います。
逃げ回る泡を一つ一つ潰すのは根気のいる作業なので、完璧にキレイな表面にしたい場合や、気泡の数が多いときにはおすすめしません。
スプーンやお玉などで泡を掬い取る
器に液を注いだ後、スプーンやお玉などで気泡を掬い取ります。アクを取る感覚で行ってください。
特別な材料もなく、すでに使っている道具で済むので、洗い物も少なくて済みます。
小さい気泡もしっかり取れますが、一緒にプリンやゼリーの液も取ってしまうので、器にきっちり等分に分けた場合も、取り除いた泡の量によっては差が出てしまうかもしれません。
チャッカマンやライター、バーナーで気泡を消す
高森コーキ|Takamori kohki 着火バーナーターボ(ロング/注入式ターボライター) TK-SF5
器に液を注いだ後、チャッカマンなどの火で、表面にある気泡を炙ります。少し炙るだけで簡単に気泡が消えるので、とっても楽です。
ただ、上から斜めに傾けながら行わないといけないので、短いライターだと少し危険かもしれません。
また、火を近づけるので容器がプラスチックだと危険です。火傷にも十分注意してください。
注ぐときに茶こしでこす
これは器に注ぐときに行う方法です。
液を器に注ぐ際、茶こしでこしながら移します。そうすることによって泡が消えるので、気泡のないきれいな表面になります。
茶こしがない場合はザルでも代用できますが、少し目が粗くなってしまうので泡を取るのも粗くなります。
小さい器に何個にもなってくると面倒ですが、液を無駄にすることも火傷の心配もない安全安心な方法です。
ティッシュやラップを貼り付けて気泡を取る
器に液を注いだ後、ティッシュやラップをそっと表面に浮かべてぴったりと貼り付け、気泡を取る方法です。
一度で取れない場合は、数回くり返してください。
アルコールを吹きかけて気泡を消す
器に液を注いだ後、アルコールを霧吹きで吹きかけます。そうすると不思議なことに気泡が消えます。
プリンや茶碗蒸しなど蒸すものならば、蒸しているうちにアルコールも吹き飛ぶのでニオイも気になりませんが、ゼリーなどそのまま冷やすものだと人によっては気になるかもしれません。
簡単便利な方法ですが、気になる場合は他の方法をお試しください。
トッピングで泡を隠す
表面にできてしまった気泡を取る方法をいくつかご紹介しましたが、それぞれメリットとデメリットがありますので、時と場合によって使い分けてください。
どの方法も、完全に消すのはなかなか難しいかもしれません。そのような場合は、トッピングをして隠すと見た目が気にならなくなります。
プリンやゼリーの場合はフルーツやクリームをのせてしまえば、気泡も気にならなくなりますし、見た目の華やかさもプラスされて更に見栄えがよくなります。