あまり少ない量の油だと上手に揚げることができませんし、かといって量を多くしても適温にするまでの時間が長くなったり、使う量が多くてもったいなく思えます。
適切な揚げ物油の量を知って、おいしい揚げ物を作れるようになりましょう。
鍋で揚げ物をするのに必要な油の量
「日清キャノーラ油」の日清オイリオのホームページを見てみましょう。
揚げる油は、揚げ物用鍋の深さ3~3.5cmくらいが適量です。
底が平らな直径24cmの鍋の場合、約800mlです。
日清オイリオ’sキッチン
鍋の深さ3〜3.5cmくらいの油が適量です。
直径24cmの底が平らな鍋ならば、約800mlの油が必要です。
こちらは揚げ物鍋での適量ですので、IH専用鍋や電気フライヤーの場合は、それぞれの取扱説明書の通りに行ってください。
適切な量で揚げ物を行ったほうが、おいしくできあがります。
適量の深さ3〜3.5cmはどれくらい?
24cmの鍋ならば約800ml必要です。
それ以外の鍋の場合、油を入れて深さが3〜3.5cmくらいが適量となります。
この約3cmを測るには、菜箸を使うのが分かりやすいのでオススメです。
鍋に油を入れたあと、菜箸を一本垂直に、先が鍋の底に付くまで入れます。
菜箸を取り出したとき、菜箸に付いた油の跡が菜箸の先から3cmあれば適量となります。
鍋に油を入れる前に、菜箸の3cmのところに印をつけておいたり、模様や形で3cmがどこになるのかを測っておいて、それに合わせて油を入れてもいいですね。
もったいないをなくすために、少量の油で揚げるには
正しい量の油で揚げ物をするには、思った以上に大量の油が必要です。
定番商品の油は1000gで売られているものが多く、そうなると24cmの揚げ物鍋で揚げ物をすれば、1度で8割近い量を使用することとなってしまいます。
どうしても、もったいないと思ってしまいますよね。
揚げ物油を少なくする方法をいくつかご紹介します。
作る揚げ物の全体量を減らす
当たり前の話ではありますが、油の量を少なくしたい場合には、作る揚げ物の量を減らすのが一番です。
小さい鍋で揚げられる量にまで、作る量を減らしましょう。
小さい鍋を使用して、一度に揚げる量を減らす
大きな鍋を使うと一度に揚げられる量は多くなりますが、それだけ使用する油の量も増えます。
深さがある小さな鍋を使い、一度に揚げる揚げ物の量を減らして、少量ずつ数回に分けて揚げましょう。
鍋の大きさが半分になれば、使用する油の量も半分にできます。
ただし時間がかかるため、揚げる量が多いと最初に揚げたものが冷めてしまうかもしれません。
Amazonでベストセラー1位の天ぷら鍋は、小さめなのに揚げ物がしやすい角形です。便利な温度計付き。
揚げるものを薄くする
正しく上手に揚げ物をするのに深さ3cmの油が必要なのは確かですが、揚げるものを薄くすれば、3mcの深さがなくても上手に揚げることができます。
揚げるものを薄くしたり小さくすれば、案外3cmなくても上手に揚げることができます。
ただし、油の量が少ないということは、それだけ油の温度の変化も急激になるということ。
揚げる食材が冷たいもの(冷凍商品など)の場合は、一度に油に入れる量を少なくして調整しましょう。
一度に鍋に入れていい量は、表面の1/2〜1/3程度
適切な温度で揚げるのが、揚げ物を上手にする大事なポイントです。
どんな食材であろうと、油の温度よりは低いわけですから、鍋に入れれば油の温度は下がります。
急激に温度が下がってしまうのを防ぐため、また食材同士がくっついてしまうのを防ぐためにも、一度に鍋に入れていいのは、鍋の表面の1/2〜1/3程度の量の食材です。
食材が油でのびのび泳げる程度の量にして、それ以上の量は次に回しましょう。