前回の記事ではオーブンレンジの天板(角皿)がないときの代用品をご紹介しましたが、今回も同じくオーブンレンジについてです。
種類にもよりますが、オーブンレンジに付属している天板は、中央部分が盛り上がっていて縁に行くほど下がっており、傾斜があって底が真っ平らではありません。
グラタンなどの皿を天板に乗せて焼く料理は傾斜があってもあまり気になりませんが、クッキーを焼くとき、マフィンカップを何個も置くとき、クッキングシートを敷いてロールケーキ用の生地を流し込んで焼くときなど、お菓子作りでは度々悩まされます。
今回はそんなときに役立つ方法をご紹介します。
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スポンジ・ロールケーキを焼くために天板を平らにする方法『専用の型を使う』
天板をそのまま型として使用する場合には、天板の傾斜がとても気になりますよね。
中央部分が盛り上がっていると、中央と縁では生地の厚さが違うものになります。厚さが違うことによって火の通りも差が出てくるため、仕上がりが均等になりません。
このようなときには、「ケーキ型」や「ロールケーキ型」などの専用の型を使うことで対処できます。
天板の上に型を乗せれば、天板の盛り上がりも気にならなくなり、生地の厚さを均等にしながら平らに焼くことができます。
ケーキ型だと、以下のような商品があります。
ロールケーキ型なら、以下のような商品の方が向いています。
天板の代わりにするなら、こちらの方がより近い仕上がりになるかもしれません。
オーブン庫内のサイズに合っていて、庫内の受け棚(天板を乗せる出っ張り)にロールケーキの型が乗せられるようなら、型を天板として使うこともできます。
お持ちの天板に合ったサイズを探すのは大変かもしれませんが、ネットショップでは色々なサイズが売られているので、きっと見つかるはずです。
専用のケーキ型でなくても、四角いトレイやバットでも代用できます。こちらの方が安価で手に入りやすかもしれませんが、必ずオーブンに対応しているかどうかの確認を。
「ロールケーキ型」を探す
クッキーやパンなどを焼くために天板を平らにする方法『天板をひっくり返す』
クッキーやパンなど、いくつも同じ形のものを並べて焼く場合は、簡単です。
天板をひっくり返して使います。
天板をひっくり返して、その上にクッキングシートを敷いてからクッキーなどを乗せてオーブンに入れます。(必ずオーブン予熱前に逆さの天板が入るかどうかを確認してくださいね)
中央部分が盛り上がってるので逆さにしてもその部分が少しへこんでいますが、通常通りに使うよりは高さの差が減ります。
縁がないのでオーブンに入れるときにクッキングシートごと滑り落ちないように注意は必要ですが、お金もかけずに対処できる、とっても簡単な方法です。
ロールケーキ型などを天板に乗せて焼くときも、天板をひっくり返して使えば縁の分だけ大きなサイズのものが乗せられるので、大きいサイズを買ってしまって縁が邪魔していたときもこの方法が使えます。
マフィンなどを焼くために天板を平らにする方法『天板をひっくり返すor専用の型を使う』
上の商品のような紙製のマフィン型を使う場合、天板が平らでないと焼き上がりの底が斜めになることがあります。
紙製のマフィン型を使う場合の対処法も、前述のクッキーやパンを焼くときの方法が一番簡単だと思います。
天板をひっくり返して、その上にマフィンカップを置いて焼きます。通常よりは傾斜が気にならないと思います。オーブンに入れるときに落としてしまわないように注意してください。
もう一つの方法は、金属のマフィン型を使う方法です。一個ずつの紙製のカップではなく、いくつもくぼみがある型の事です。
素材も値段も大きさも、様々なものがあります。それを天板に乗せて焼けば傾斜が気にならないです。(やわらかいシリコン素材だと、スチール素材などに比べると斜めになりやすいです)
「マフィン型」を探す
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立ち上がっていない、平らな天板『オーダーメイドでぴったりサイズを購入』
平らな天板を買ってしまうのも一つの手です。
cottaのネットショップからは、お持ちのオーブンのサイズにあったオーダーメイド天板が購入できます。
本当に真っ平らなので、天板の隅から隅まで使えて無駄がありません。一度にたくさんのものを乗せられるので、電気代も節約になります。
平らな天板をいつも使いたいのなら、こちらの商品はとても便利でおすすめです。